case 01
エンドユーザ向けのシステム構築
半導体業界においては、開発実績による豊富な業務知識が評価され、元請形式での大規模システム開発やスモールスタート形式でのシステム構築を行っています。 要件定義から基本設計、詳細設計、実装、テストまでを一貫して対応することができます。 また、開発後のシステムの運用、保守業務にも対応しています。
case 02
コンサルティング企業およびシステムインテグレータの元での開発協力
半導体業界以外のさまざまな業界においても、PLMシステム構築プロジェクトが進行中です。
当社では、PLMシステムの普及のために、コンサルティング企業やシステムインテグレータに常駐して、開発業務の支援を行うケースも増やしています。この場合、コンサルティング企業やシステムインテグレータとの協業において、下流工程のみならず上流工程でのさまざまな提案や開発協力まで実施し、プロジェクトの全工程を通じ、密な事業協力関係を維持できるように努めます。
01
プロジェクト管理と成果物(各工程ごとの成果物であるドキュメントやCADデータのメタ情報)管理を連動させて、PLMで管理します。
- 開発に先立って品質計画を立てクロスファンクショナルチームでプロジェクト成果物を共有し相互にチェックする運営(=APQP要求事項)は、Aras InnovatorのProgram Managementと成果物管理の仕組みで支援できます。
- ある成果物がどの設計工程のアウトプット/インプットであるかの設計経緯を記録し共有することができます。設計変更時、その影響範囲を複数メンバでレビューでき、設計品質向上に寄与します。
プロジェクト管理と成果物管理の紐づけ
本事例では、プロジェクトの進捗に合わせて「要求事項」や「変更要因」を、「成果物」に紐付けて登録できるのが大きな特徴です。また「設計経緯」をトレースし、影響範囲を特定することにより、良い設計レビューが可能となります。その結果、高い設計品質が担保されました。
02
市場要求・市場不良や、工場からの課題要求、サプライヤから不良情報をトレースし、どの製品の反映されたのかを管理します。また、設計流用や派生開発において、修正情報が正しく反映されることを管理します。
市場要求・変更要求と各製品プロジェクトの紐づけ管理
03
半導体デバイスの評価工程で繰り返される、デバイス仕様、評価仕様、評価プログラム、測定結果データの関連を可視化して、過去のいきさつやリリース情報の管理をします。
PLMシステム構築前の課題として、設計成果物の評価にあたってメール等でデータや測定仕様のやり取りを実施していたが、伝達ミスが多く、どのバージョンで評価がされたかの実績管理ができていなかった点がありました(バージョンの組合わせが複雑でミスが発生)。PLMシステム構築により、設計と工場の測定部門の情報連携、ミスマッチを防止する仕組みを導入。測定ごとに、入力情報(評価仕様、評価データ)と測定結果のマトリックス紐づけが容易に把握できるようになりました。これにより、設計部門と試作評価部門の情報伝達ミスをワークフロー上でコントロールし、急遽発生する設計変更の伝達ミスなどを防止できるようになりました。
半導体の評価・測定段階での繰り返しとバージョンリリースの整合性管理(紐づけ管理)
04
PLMシステム構築前の課題として、製品の不具合情報の登録・関係部門への伝達の仕組みを、継足しで構築して来た結果、情報の管理に統一性を欠き、対象製品の特定・影響度の分析に工数を要し、また、長期保管の問題も発生。
この問題に対して、PLMシステムを構築することで解決。不具合に関するデータを一つのシステムに統合し、製品バージョン情報と紐づけするしくみを提供。不具合の起因となる設計変更設変時ベースライン情報(リリース情報)の特定化や、波及影響度の把握が容易になり、製品不具合の早期収束と再発防止に貢献しました。
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