2次元で設計し、積層構造で実装していた従来のシステム・イン・パッケージ(SiP)では、今後主流となる3次元SiPの設計や、部品内蔵基板対応は困難です。また、SiP設計においては、システムとして回路情報を保ったまま設計することも必要です。さらに、実装設計においては、実装による電気特性、周辺の電磁界、熱、応力の影響など、さまざまな解析が必要ですが、それらを行うためのCADツール間にはデータの互換性がなく、統合的な解析が困難で、その結果実装設計のコストを押し上げていました。
STEERSIPは、そのような課題や要求に応える、フル3次元の半導体実装設計プラットフォームです。
フル3次元編集対応
- すべての設計データは3次元データで保持し、表示・編集が可能。
豊富な自動編集機能
- SiP用の自動配置配線や自動計算機能(オプション)を用意しています。
各種解析ツールへのインタフェース
- 電磁界解析、熱解析、応力解析等のツールへのインタフェースを用意し、実装設計に必要な統合的な解析を可能にします。
業界標準データフォーマットのサポート
- STEERSIPは日本電子回路工業会標準 EB02、部品内蔵電子回路基板(部品内蔵基板) データフォーマットをサポートします
EB02フォーマットの入出力機能により、他のPCB設計ツール等とのインターオペラビリティー(相互運用性)を確保し、PCBデータを取り込んでSiPと一体化したシミュレーション等が可能になります。また他のシミュレーション、製造、テスト環境へのインタフェースが容易にできるようになります。
3次元チップ配置
-
- 3次元チップ配置
- フリップチップ、ワイヤボンディング対応
- 表裏面配置可能
3次元配線(ワイヤ、基板)
- ボンディングワイヤ入力(配線追従可能)
- 基板配線入力
SiP回路情報の入力
- SiP回路情報を入力し、自動配置配線で使用可能
- 3次元フライライン表示
チップデータの入力
- 半導体設計データを入力し、3次元表示、出力が可能
- MEMSの取り扱いが可能
配線チェッカー
- ボンディングワイヤの編集中チェック
- 基板配線の編集中チェック
チップデータの入力
3次元自動配置
2次元データビューワ
マスクデータ出力
JPCA標準EB02フォーマットの入出力
各種シミュレーション インタフェース
•
ケイレックスが提供するサービスのコア