当社では、オブジェクト指向を中心としたソフトウェア技術に関する標準化を策定するコンソーシアム、OMG(Object Management Group)の定めた世界標準技術仕様に基づくモデル表現・管理技術を、業務に適用するように進めるとともに、お客様への導入支援を実施するように進めて参ります。
スタートアップとして社内にモデリングツール「Enterprize Architect」を導入し、SysML/UML/BPMLの記法を活用して属人性を減らしていくように活用を始めました。また、当社の主要事業であるPLMにおいても、上流工程でMBSE(Model- Based Systems Engineering)、MBD(Model Based Development)の取り込みに関する導入コンサルティングを開始しました。
システム開発では、上流工程になるほど、多くの開発成果物が自然言語で書かれることが多く開発成果物の厳密性に個人差が出る傾向にあります。また、自然言語で書かれた文書はコンピュータによる解釈が困難であるため、上流工程での機械化は困難なものになります。
これに対し、モデル指向開発では、図的表現を用いてモデル化を促進し、厳密かつ抽象度の高い図表を活用して開発を進めるため、誤りや矛盾の混入を減少させるとともに、機械化への可能性を高めます。 また、属人性を減らしどこでも通用する開発成果物ができるため、開発技術者間の誤解を減らすとともにグローバルな開発リソース(海外オフショア)にもスムーズに対応することができます。 モデル指向のソフトウエア開発では、自然言語に比べてより形式的表現が可能なUML(Unified Modeling Language)の図表表現を活用します。 また、モデル指向のシステム開発(ハードウエア/ソフトウエアを含むシステム)ではSysML(OMG Systems Modeling Language)の図表表現を活用します。
自然言語を用いるよりもモデル表現を図表で実現できるため、コンピュータが成果物を解釈できるようになり、最終的には設計・実装工程の自動化につながります。
モデリングツール「Enterprize Architect」を導入し、UML/SysMLによるモデルベース設計を取り入れています。また、株式会社サイドクロスが持つモデル指向開発技術とトレーニングを活用し、これらを普及させていく方向です。 PLMと連動するモデリングツールについても、PLMと合わせて普及していきます。
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