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「ケイレックス・テクノロジー株式会社」設立について

顧客のEDA活用を加速するEDA専業ソリューション企業
「ケイレックス・テクノロジー株式会社」設立について
2004年6月21日

 この度、半導体・FPDの設計ツール及びソフトウェアの開発を専門的に行うケイレックス・テクノロジー株式会社(Keirex、社長:小篠隆宏、本社:東京都中央区入船1丁目1番26号 永井ビル7F 〒104-0042、TEL:03-3537-1925 )が設立され、6月より本格的に営業を開始致しましたので発表します。

 ケイレックス・テクノロジー株式会社は、国内のEDA (電気回路設計用CAD) ベンダで過去20年以上の間、半導体設計用CADシステムを研究・開発してきたソフトウエア開発者が独立し設立した、半導体・フラットパネル関連分野を専門とするEDA専業ソリューション企業です。

 従来、EDAベンダは自社製のEDAツールを販売する、もしくは自社製のEDAツールを組み合わせてソリューションを提案しそれを販売するというようなビジネスを中心に行ってきましたが、従来のソリューションは、どちらかというとEDAベンダが自社製品を販売するための手段として位置づけられてきました。 ケイレックス・テクノロジーは、独立資本であることや業界での豊富な事業経験があることを生かし、完全な顧客の立場で、また既存EDAベンダ各社からはニュートラルな立場で、半導体の設計から製造までの効率的なフローやデータ管理、設計生産性の向上についての各種システム提案・カスタムソフトウエア受託開発等を行うことを事業の柱にしています。 主に顧客の困っていることを、短期間に解決していくということを事業のキーワードにしています。 従来、半導体メーカが社内で行っていた設計自動化推進や効率化推進、システム化推進の機能を補うEDA専業ソリューション企業として、これを国内に根付かせて行くことを目指した、きわめて希少なサービス型開発企業と言えます。

  日本の半導体業界では、ユーザーは通常既製品としてのCADシステムをEDAベンダーより購入し、自社の既存の設計工程をCADシステムに合わせて変更を図るか、または高額な特注仕様によるソフトウェアをEDAベンダーに発注し自社の工程に合わせる、あるいは自社内で独自に開発を行うなど、いずれかの方法で設計のオートメーション化を推進して来ました。しかし、近年の半導体不況等を境に、半導体メーカのEDA部門が縮小される等の状況がつづいてきたため、これらの推進力は全体的に大きく低下しています。 一方で、半導体の新商品開発のサイクルはさらに短くなり、多機能化や、小型化、低価格化などの進展で、商品化のための最適な設計開発環境の更新および最適システムの構築はますます重要性を帯びています。 今後、中国の台頭もあり、設計生産性が各社の競争力の源泉となっていくことが確実です。 これに対して、EDAベンダ側は、メーカ系列ごとに総合的な標準設計環境の提案・導入を推進していますが、収益率の高い製品販売にウエイトを置いており、顧客の立場に立った詳細なコンサルテーションや問題解決は、海外ベンダ中心ということも影響し、後回しになっています。 顧客側では、高価なEDAシステムを導入しても十分に活用できないという傾向になりつつあります。

 同社は、EDAベンダー各社との提携を進めながら、EDAベンダーと顧客の間に立ち、実際のユーザに近いところでシステム開発する事で顧客の困っていることを解決することを目指しています。 また、個別の顧客仕様に合わせて、既存の各EDAベンダの製品に対する付加価値を販売して行くということも進めています。 さらに、ソリューションの効果を大きくするために、設計と製造装置や検査装置との間の壁を埋めることや、実装、テスト分野に対しても力を注いでいます。 現在、システム・イン・パッケージ(SIP)分野で共同開発プロジェクトを実施中であり、また、さまざまな実装分野での特殊配線の設計自動化に対してもノウハウを集めています。

 同社は、顧客の「ものづくり」の一角に参加し、その競争力強化の一助になっていくことを念頭に、事業を進めていく所存です。


<事業内容と今後の計画>

1.事業分野:半導体・FPDの設計・実装分野

2.主な事業内容
T.半導体設計環境構築サービス(コンサルテーション、ソフトウエア開発)
 設計フローに関するコンサルテーション、各種ソフトウエアの受託開発
 設計フロー開発、ライブラリ開発等

U.半導体製造装置・検査装置と設計環境とのインターフェース
 設計環境との連携による「各種装置」の操作性向上に関する提案・システム開発

V.実装、テスト関連ソフトウエアの開発・販売
 SIP,COF等の実装に関するソフトウエア開発・販売
3.初年度(12月期)売上見込み
2億円
4.事業の方向(中長期)
・エレクトロニクス関連顧客別の設計改革推進、EOA推進を行いを顧客の競争力をリード。
・EDA(特に半導体・FPDの設計ソフト)のニッチ製品市場で世界をリードする。
・EDA(特に半導体・FPDの設計ソフト)と製造、テストの境界領域を進化させる。
5.目標
 実績を重ね、経常利益率10%を確保しつつ、早期に上場を目指す。

以 上
Keirex Technology Inc.