OpenAccess


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OpenAccessとは

OpenAccessは、半導体LSIの設計ツール間において、単にデータの交換ができるだけではなく、真の運用互換性(interoperability)を求める団体活動です。これはオープンスタンダードのAPI(Application Program Interface)と、そのAPIをサポートするリファレンス データベースを通して実現されます。現在、OpenAccessは米国の標準化コンソーシアム Silicon Integration Initiative(Si2)傘下のOpenAccess協議会(OAC: The OpenAccess Coalition)が、標準化を推進しています。

ケイレックス・テクノロジーは、Si2の日本国内におけるOpenAccessのプロモーション・パートナーです。お問い合わせはケイレックスでもお受けしています。

OpenAccessのAPIは、LSI設計データに対してインタフェースするための、C++で書かれたプログラムです。リファレンスとしての適用例が添付されています。このAPIを用いることにより、高性能かつ大容量のリファレンス データベースに対してインタフェースが容易にでき、アプリケーションを短期間で開発することが可能になります。リファレンス データベースのソースコードを見て、その改良を提案したり、独自の拡張を行うことも可能で、またこのデータベースを実用環境で使うことも許されています。

今日のLSI設計環境は、多数のEDAツールを複雑に組み合わせたものになっています。その中では、独自のツールや専用のデータベース、さらには互換性のないファイルフォーマットなども使われているでしょう。あるツールを設計フローに組み込むために、専用の変換ソフトウェアが必要になったりします。LSIのCAD技術者は、そのようおな業務に多くの時間を割いています。しかしそうして出来上がった設計フローは脆弱で、誤りを犯しやすい危険をはらんでいます。その上でLSIの設計を行うことは、大きなリスクです。

OpenAccessはEDA業界全体で広く支持されており、複数のEDAベンダーから供給されるOpenAccess準拠のツールの中から、利用者の要求に最もマッチするものを選んで使うことを可能とします。

OpenAccessのAPI仕様やデータベースを入手する方法はは、Si2のウェブサイト"OpenEDA.Si2.org" をご参照ください。OpenAccessの最新版を利用してソフトウェアを開発し、その成果を利用する場合はSi2に入会する必要があります。

OpenAccessのモチベーション

OpenAccess協議会(OAC: The OpenAccess Coalition)のモチベーションは、LSIの設計におけるオープンスタンダードを提供し、EDA業界や大学での研究にその標準を活用してもらうことです。ゴールは、OACのパートナーに次のような技術を提供することです。

  • 複数のEDAベンダーから供給されるツールやデータを用いた密接な設計フローの構築、および段階的な変更
  • 利用者が独自開発したツールとEDAベンダーから供給されるツールとの容易な結合
  • 大学の設計フロー関連研究成果の容易な技術移転
  • ビジネスパートナーとの設計技術共同開発における、技術の共有

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